契約書要綱(表題部)に書かれている内容について解説

どうも、なつです。

前回に引き続き、契約書の内容についてです。

今日は、契約要綱についてです。

契約要綱(表題部)とは

多くの契約書は、契約の重要な内容をまとめています。

そこを契約要綱や表題部と言います。

契約書の最初に書かれているケースと最後に書かれているケースがあります。

どんな内容が契約要綱に記載されるのでしょうか?

一般的には、下記となります。

①対象不動産の概要(物件名、住所、面積)

ex)

・物件名

 のあそび倉庫

・住所

 兵庫県神戸市中央区〇〇通一丁目2番3号(住居表示)

 兵庫県神戸市中央区〇〇通一丁目123(地番)

・面積

 敷地面積:1,234.56㎡(約373.45坪)

 賃貸面積:678.90㎡(約205.37坪)

②使用目的

ex)

・建物

 倉庫、事務所、店舗、工場etc

・敷金

 駐車場、荷捌場etc

③契約形態

ex)

 普通建物賃貸借契約、定期建物賃貸借契約

④契約期間、解約予告期間

ex)

2024年5月1日〜2029年4月30日(5年間)

通知期間 (賃貸借期間満了の)6ヶ月前(までに)

更新後の賃貸借期間 2年間

⑤賃料

ex)

1,000,000円(消費税別)

⑥保証金(敷金)

ex)

6,000,000円(賃料の6ヶ月分相当額)

本契約締結までに全額を預託するものとする

⑦支払期日

ex)

毎月 末日まで

●●銀行 〇〇支店 普通●●●●●  名義人●●●

⑥特約事項

⒈賃貸人は契約要項①に定める本物件を2024年5月1日(予定)に賃借人に引き渡すものとする。

⒉2024年5月1日〜2024年5月31日までの賃料は免除するものとする。ただし、本契約書第●条記載のその他諸費用については、賃貸借期間開始日より賃借人が負担するものとする。

⒊、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

etc

ざっとは上記のような内容となります。

要綱を見れば、本契約内容がざっとは理解することができます。

特に、特約事項については、本来の契約書に定められていない賃貸人と賃借人が合意した内容を記載します。

場合によっては10項目以上になるケースもあり、契約書の本文の内容が打ち消されるケースもあるので重要な項目です。

特約要項の細かな内容や事例についてはまた解説します。

今回はこんなとろで。それではまた!

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